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象牙の塔の下僕

【ゲームと哲学は僕の一部です】

【哲学】そもそも「哲学」って何?(上)

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目次

 

哲学自体を解説する理由


哲学に対する誤解が多すぎると思ったからです。
うまく活用できれば教養豊かなで楽しい人生を送れると思います。

しかし、文字数が多いため全2回(上·下)に分けて紹介します。


上:哲学の歴史と現代における認識
下:哲学との向き合い方

 

現代における哲学とは


私は物事を哲学的に考えることが好きなのですが、世間的には「そんなことを考える暇があったら手を動かせ」や「今、そんなことより必要なことを学ぶべきだ」などの指摘を受けた経験が多くあります。


哲学という学問自体が世間様にとって「実用的ではない」という認識があるみたいです。

 

言い換えるなら「難解な言葉を好む好事家だけが弄ぶ盆栽趣味みたいなもの」ともいえます。


なぜ哲学はこんなに大きな誤解の中に投げられてしまったのでしょうか。
現代で哲学が存在するには、あまりに不幸な時代ですね。

難解だと思われる理由


哲学とは何かという問いに対して、世上では2つの説があります。
以下の内容が難解だと思われている理由の1つかもしれません。


第1説:世界とは「語りえないもの」だ。でもそれをどこまでも考え続けること。
それが哲学の本領である(形而上学※1としての哲学)。


第2説:哲学は「語りえぬこと」をあれこれと模索しながら延々語ってきたに過ぎない。
この事実を指摘し続けることが、現代哲学の使命である(形而上学としての哲学)。


第1の説は日本の現代哲学者のおおよその傾向。
第2は哲学に対する現代思想系※2の批判的意見※3の大勢。

 

【用語解説】

  1. 形而上学 けいじじょうがく

       感覚や経験を超えて、その世界の原理について理性的に認識しようとする学問

  2.  現代思想 げんだいしそう

       19世紀末以来出てきた思想潮流をまとめて指す言葉

  3.  批判 ひはん

       人間の知識・思想の認識の基盤を研究・把握することで成立の条件や妥当性、限界などを考察すること。


上記の文面を少し読んでアレルギー反応が起きた方はいませんか?
そんなあなたは正常です。

好奇心が続く方は後半を読み解いていきましょう。

 

哲学は自然科学の土台だった!?


古来より哲学は宗教の方法に代わって出てきた独自の思考法で、考え方のルールがあります。


物事を考えたり説明する際、昔では主流だった物語形式の説明(ギリシャ神話など)ではなく「原理」から物事の「本質」を取り出すというものでした。


西洋ではこの方法を用いて大きな成果を積み上げてきたそうで、「自然科学」は哲学の基本思考から現れたとも言われています。


しかし、日本では哲学の基本方法や実質的な成果が理解されていないことが実情です


なぜ理解されてこなかったのか背景は不明ですが、後半では哲学の向き合い方を紹介します。