【哲学】世界は「3」という数字で表せる!?
結論
アリストテレスが考えた概念を用いれば、
世界を「3」という数字で表すことができます。
内容
内容はとてもシンプルで数学的です。
理論
・1方向に分割できるもの → 線
・2方向にできるもの → 面
・3方向にできるもの → 立体
~そしてこれらのほかに他の大きさは存在しない。
それは三つのものが存在するすべての方向であり、三つの方向がすべての方向であるからである。
(天体論から引用)
考察
本文を読むと少しめまいがしそうですが、
確かに平面のことは2次元、立体のことは3次元といいますね。
このことをアリストテレスは「三分説」とよんだそうです。
概念として説明してしまうと、日常や社会生活に縁がなさそうですが、
《そんなことはありません》
身近なところにもこの「三分説」が用いられています。
現代における「三分説」
・大中小
・上中下
・松竹梅
・序破急 など
「物事の両極端+中間」という概念をうまく表現していますね。
会社や学校のプレゼンでも説明の仕方に「ポイントが3つあります」というように使いますよね。
聞き手としても記憶に残りますが、それ以上にこの概念自体が洗練されていることが分かります。
最後に
この概念が紀元前に発見されていたことに驚きが隠せません。
先人の知恵、おそるべし。ですね。